〈衆院選鹿児島1区の情勢〉一騎打ち 浮動票の行方がカギ

 2021/10/20 11:50
 19日公示の衆院選で、鹿児島県の4選挙区は1、3区に各2人、2、4区に各3人の計10人が立候補した。前職4人を擁立し組織戦で保守王国の維持を図る自民に対し、立民、共産、社民は候補者を一本化。初めて全選挙区で共通政策を掲げた統一候補が対峙(たいじ)する。鹿児島1区の構図をまとめた。

 自民前職の宮路拓馬氏(41)=比例九州=と立憲民主前職の川内博史氏(59)の一騎打ちの構図となった。ともにリベラル色が強く、浮動票の行方も注目される。

 1区初挑戦の宮路氏は障害福祉や女性活躍などに力を注ぎ、草の根で新たな支持層を開拓してきた。党公認を懸けた保岡宏武氏(48)との争いが8月に決着し、自民支持基盤の組織固めを図る。総務政務官として携帯料金引き下げ、ワクチン接種推進など目玉施策に携わった実績も強調。小泉進次郎氏ら若手や女性議員の応援も受け、知名度向上を図る。

 7期目を狙う川内氏は、国会で政府の新型コロナウイルス対策や赤木ファイル黒塗り問題を追及してきた。若者の多い繁華街などで街頭演説を重ね、「政治の力はコロナ下でしわ寄せを受ける弱者のためにある」と主張。消費税率引き下げや赤木ファイルの黒塗り開示を訴え、政権交代で「政治の信頼」を取り戻すと呼び掛ける。野党共闘態勢も整えた。
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