「大事な命と尊厳奪われた。なぜ助けなかった」 飲酒運転事故で犠牲となった学生の父 法廷で涙の訴え 鹿児島地裁
2021/10/21 06:45
学生の父親は、被告が当初「(事故後に)ブレーキが利かなかった」と供述した点に触れ、「大事な命と人間の尊厳を奪われた。ぶつかった後になぜ助けてくれなかったのか。全てを思い出し伝えてほしい」と涙ながらに述べた。「息子の死を考えると苦しい日々。事件に向き合わないと前に進めない」と胸の内を語った。
被告は遺族の言葉に涙を浮かべ、うなずきながら聞いた。この事件では道交法違反のひき逃げ容疑でも逮捕されたが不起訴処分となり、遺族が不服を申し立て、鹿児島検察審査会が15日付で「起訴相当」と議決した。21日は被告人質問などが行われる。
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