阿蘇山噴火 鹿児島の火山への影響は?

 2021/10/21 06:05
桜島
桜島
 熊本県の阿蘇山噴火を受け、鹿児島地方気象台は20日、「鹿児島県内の火山活動が連動するとは考えにくい」と分析する。噴火時に登山者らが訪れており、専門家は霧島山や桜島など県内の活火山にも観光客が多いとして、注意を呼び掛ける。

 気象台によると、阿蘇山と県内の火山は地理的に離れており、これまでの噴火で連動が確認された事例はない。「影響する範囲は阿蘇山周辺に限られるのではないか」とみる。

 阿蘇山の噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げられたのは14日の小規模噴火前。今回の2から3(入山規制)へのレベル引き上げは噴火後だった。

 火山防災に詳しい鹿児島大学の井村隆介准教授は「噴火の予測は難しい。警戒レベルを確かめる必要があるが、(低いからといって)安心材料にしてはいけない」と登山者らに注意を促した。
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