与野党一騎打ちの1、3区 4候補の第一声をAIで分析すると… 衆院選鹿児島

 2021/10/22 10:05
 31日投開票の衆院選で、与野党一騎打ちとなっている鹿児島1、3区の候補者4人の第一声を人工知能(AI)で分析し、特徴を可視化した。自民側は「ワクチン」「整備」など実績をアピールする言葉が目を引き、立憲民主側は「政治」「格差」といった政権批判につながる単語が目立った。重点政策の違い、各候補や選挙区が抱える事情も浮かび上がった。

 公示日19日の出陣式で録音した第一声を文字データに変換し、ビッグデータ分析のユーザーローカル(東京)が提供するAIテキストマイニングで解析。名詞、動詞などに分け、使用頻度や重要度に応じて文字の大きさや色で表現している。

 1区は立民前職の川内博史さん(59)と自民前職の宮路拓馬さん(41)、3区は自民前職の小里泰弘さん(63)と立民元職の野間健さん(63)が争う。

 新型コロナウイルス関連のワードを多用するのは全員に共通。選挙区奪取を目指す候補者2人は自身の名前を連呼し、知名度向上に注力する姿勢がうかがえる。

 川内さんは「政治」が際立った。政府のコロナ対応や政治姿勢を批判し、「変える」と政権交代を訴えた。米国の経済対策は「850兆円」あると指摘。党を挙げて強調する「分配」に力を込めた。

 宮路さんは自身の名前に加え、公認を約4年間争い比例九州に回った自民新人の保岡宏武さん(48)への配慮がにじんだ。総務政務官として「ワクチン」の「接種」を推進した成果もアピールした。

 小里さんは道路や港の「整備」、「農業」関係の実績に言及。「地方創生」や各種「対策」などの取り組みに触れ、引き続き「進めて参る」と決意表明を繰り返した。

 野間さんは「年金」「格差」「女性」といった言葉が多く、社会的弱者に寄り添う姿勢を前面に出した。「皆さん」の「声」が、「政治」に届いていないと主張した。