自民・菅前首相「切り札はワクチン接種」と成果強調 立憲・枝野代表「常に後手後手」と批判 衆院選、鹿児島で舌戦

 2021/10/26 21:15
新型コロナウイルス対策について力説する菅義偉前首相=26日、志布志市
新型コロナウイルス対策について力説する菅義偉前首相=26日、志布志市
 衆院選終盤に入った26日、菅義偉前首相と立憲民主党の枝野幸男代表が鹿児島入りし、新型コロナウイルス対応を巡って舌戦を繰り広げた。菅前首相が「切り札はワクチン接種」と強調したのに対し、枝野氏は「常に後手後手」と批判した。

 菅前首相は志布志、鹿屋両市で演説した。国民の7割以上がワクチンの2回接種を終えた現状を踏まえ「一日も早く、一人でも多く接種することが、国民の命と暮らしを守ることになると考えた」と成果をアピール。「安心安全で、にぎやかな日常を取り戻すための一歩を踏み出すことができた」と指揮した対策に自信を見せた。

 菅前首相はこのほか、在任期間の実績として携帯電話料金引き下げなどを挙げた。

 枝野代表は鹿児島市と薩摩川内市の街頭に立ち、「水際対策が甘く、次々と変異株が入ってきた。自民党はいまだにやるべき大事なことをやっていない」と1年半余りのコロナ対応を批判し、政権交代の必要性を訴えた。

 コロナ下で疲弊した地域経済の再生には消費が重要と主張し、「財布の中身が重くなるから商店街の売れ行きが上がる。分配と暮らしの安心こそが経済成長、経済対策だ」と力を込めた。

 与野党の応援弁士は相次いで鹿児島入りしている。共産党の小池晃書記局長は23日、鹿児島市で「民主主義を壊している政権か、守る政権を選ぶ選挙だ」と声を張り上げ、県内1~4区で実現した野党共闘への協力を呼び掛けた。