日本版GPS「みちびき」後継機成功 「新ビジネス創出に貢献」 位置情報を安定提供、経済、防災分野で活用

 2021/10/27 10:50
準天頂衛星初号機「みちびき」の後継機のCG画像(内閣府提供)
準天頂衛星初号機「みちびき」の後継機のCG画像(内閣府提供)
 種子島宇宙センター(南種子町)から26日打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」の後継機により、衛星利用測位システム(GPS)の位置情報サービスを今まで以上に安定して提供できる。防災、経済活動など幅広い分野での活用に期待が高まる。

 みちびきが4機体制でサービスが始まった2018年以降、米国のGPSを含め日本上空で常時複数の測位衛星が稼働する。災害時には、避難所にある専用端末からみちびきが得た避難者数などの安否情報を、内閣府の管制局を通じて各自治体の防災機関に通知し、救難活動に役立てている。

 さらに労働力不足が深刻な農業分野や小型無人機ドローンによる配送、自動運転などの技術開発や実証実験を重ねる。

 内閣府は23年度の7機体制を目指し、5~7号機の開発を進めている。宇宙開発戦略推進事務局の岡村直子審議官は打ち上げ後のWEB会見で「幅広い分野での利活用が進み、新ビジネス創出への貢献に期待したい」と意欲を示した。