【衆院選鹿児島】1~3区で競り合い続く、最終盤の攻防激化

 2021/10/30 06:30
 衆院選の鹿児島県内4選挙区は、小選挙区比例代表並立制の導入以降、最も少ない計10人が立候補し、最終盤の激しい攻防を展開している。1~3区は競り合いを続け、各陣営は時間を惜しんで選挙区内を奔走。4区は自民前職を新人2氏が追う展開となっている。

 党派別では自民党が前職4人、立憲民主2人(前職1人、元職1人)、共産党が新人1人、社民党が新人1人、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」が新人1人、無所属新人が1人。

 1区は、立憲民主の川内博史氏(59)と比例九州から回った自民の宮路拓馬氏(41)の前職同士の競り合いが続く。前回唯一、野党で議席を確保した川内氏はれいわ新選組や連合鹿児島の推薦を受け、浮動票の取り込みに懸命だ。8月に自民公認争いが決着した宮路氏は党幹部ら応援弁士が多数駆け付け、若さを前面に互角の戦いに持ち込む。

 2区は元県議で共産新人の松崎真琴氏(63)、自民前職の金子万寿夫氏(74)、元鹿児島県知事で無所属新人の三反園訓氏(63)の三つどもえの戦い。松崎氏は比例の上積みを目指し、県内外で演説を精力的にこなす。金子氏は農民政治連盟など推薦を受ける団体を足掛かりに組織戦を展開。三反園氏は知名度を生かし草の根で支持拡大に全力を挙げる。

 3区は自民前職の小里泰弘氏(63)と立民元職の野間健氏(63)の一騎打ち。前回の区割り改定に伴い、両氏とも元々の地盤を固めつつ互いに切り崩しに注力している。前回は僅差だっただけに薩摩川内市などの無党派層へ浸透を図っている。

 4区は元鹿屋市議で社民新人の米永淳子氏(58)、会社役員でNHK党新人の宮川直輝氏(48)、自民前職の森山裕氏(76)の戦い。強固な地盤を持つ森山氏が優位な情勢を保つ中、米永氏は馬毛島問題、宮川氏はNHK受信料などの政策をそれぞれ訴えている。
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