〈衆院選鹿児島〉「馬毛島」争点 関心高める 西之表市の投票率 10ポイントの大幅アップ 推進派・森山さん 得票率が減

 2021/11/02 21:00
馬毛島
馬毛島
 10月31日投開票された衆院選で、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を抱える西之表市の衆院選投票率は64.33%で、前回2017年から10.55ポイント増と大きく伸びた。

 同市を含む鹿児島4区は、自民前職と社民新人の一騎打ちだった前回とほぼ同じ構図。計画賛成、反対両派とも民意を測る機会と捉え、各候補の得票率にも注目していた。計画推進の自民森山裕さん(76)は9.1ポイント減の62.0%。反対する社民米永淳子さん(58)は、前回の候補より6.3ポイント上積みし、35.2%だった。

 賛成派団体事務局長の杉為昭市議は「計画への迷いが市民にあるようだ」と指摘。「より丁寧な説明を国に求め、われわれも市民の議論の場をつくらなければ」と話した。

 反対派団体で幹事を務める長野広美市議は「草の根で訴え、組織ではなく個人の思いが表れた」と説明する。「国の進め方に市民は納得してないということだ」と語った。

 八板俊輔市長は「両派の活動が市民の関心を高めたと言える」と投票率アップを評価。各候補の得票率について「基地への不安があるとの見方ができるのではないか」と述べた。