立民・川内博史鹿児島県連代表が辞意  衆院選 政権批判票の受け皿になれず 連合、足場づくりや組織固めに不満

 2021/11/07 20:55
立憲民主党鹿児島県連代表を辞任する意向を示した川内博史氏=6日午後、鹿児島市新町
立憲民主党鹿児島県連代表を辞任する意向を示した川内博史氏=6日午後、鹿児島市新町
 立憲民主党鹿児島県連の川内博史代表(60)が6日、辞意を表明した。全国的に議席を減らして政権批判票の受け皿となれず、県連役員や最大の支援組織である連合鹿児島からは足場づくりや組織を固めきれなかった不満の声が上がる。12月に発足する県連の新体制は再生に向け、懸案である地方議員の拡充と共に、政権交代を掲げる存在意義を改めて問われることになる。

 川内氏は前身の民主党時代を含め、2017年の「希望の党」騒動で誕生した旧立憲民主時代も党をけん引してきた。衆院選鹿児島3区で当選した県連幹事長の野間健氏(63)は「詳しい理由や後任の話は聞いていない。お疲れさまというしかない」と言葉少な。幹事長代行の伊地知紘徳鹿児島市議(61)は「県議1人、鹿児島市議2人を誕生させた功績は大きい」とする一方「連合鹿児島を含め、足元を固めきれなかった」と調整能力を疑問視。候補者を擁立しなかった鹿児島2、4区にも足場をつくることが党再生に向けた喫緊の課題と指摘した。

 連合鹿児島の下町和三会長(61)は「自民と比べ、組織力に差がありすぎる。組合員ともっと会話を重ねて安全保障や経済対策など進むべき方向性や国家像を示してほしかった」と注文。「主要メンバーとして残るはずなので、経験や人脈、連合とのつながりを生かし、土台を築いてほしい」と期待した。