屋久島の大自然 手話で紹介 エコツアーガイド20組を案内 「森とふれ合い幸せに」

 2021/11/20 21:00
「多くの人に屋久島の自然を楽しんでほしい」と話すエコツアーガイドの高田秀明さん=屋久島町の白谷雲水峡
「多くの人に屋久島の自然を楽しんでほしい」と話すエコツアーガイドの高田秀明さん=屋久島町の白谷雲水峡
 屋久島町宮之浦のエコツアーガイド高田秀明さん(53)は、聴覚に障害がある人を手話で案内している。身ぶり手ぶりでコミュニケーションした海外ボランティアの経験から手話を独学。「屋久島の自然を楽しむ手伝いができたら」とほほ笑む。

 石川県出身。水産大学校を卒業後、青年海外協力隊としてパプアニューギニアで子どもたちに船舶機関について教えた。英語で通じなかった時、手や指先のジェスチャーによる説明で理解してもらえた。「手話ならもっとコミュニケーションが広がる」と1996年に帰国してすぐ、手話を学んだ。

 大好きな自然に触れる仕事がしたいと、富山での山岳ガイド修業を経て、2009年に屋久島に移住してガイドを始めた。手話案内は10年にスタート。これまで約20組を案内した。「感性が豊かで、屋久島の自然をじっくり味わってくれる」と喜ぶ。

 屋号は「ハママスツリー」。パプアニューギニアの言葉と合わせて「幸せの木」を意味する。「屋久島の森のさまざまな木と触れ合って幸せになってほしい。手話の素晴らしさも子どもたちに伝えていけたら」と話す。