忘年会どうする? コロナ感染落ち着く中 企業や自治体、会食制限緩和の動き 苦境の飲食店に期待感

 2021/11/24 11:01
忘年会の“復活”でコロナ禍前のにぎわいを待つ飲食店街=鹿児島市東千石町
忘年会の“復活”でコロナ禍前のにぎわいを待つ飲食店街=鹿児島市東千石町
 鹿児島県で新型コロナウイルス感染の確認ゼロが続く中、県内企業や自治体に会食の人数制限などを緩和する動きが出ている。忘年会シーズンの書き入れ時を前に、飲食店関係者は期待を寄せる。

 南日本銀行(鹿児島市)は昨年、忘年会に参加人数と時間の条件を付け、新年会は自粛を要請した。今年は10月上旬、県が新型コロナの警戒基準をステージ2(漸増)に引き下げたのを受け、「会食は1グループ4人以下、2時間程度」の行内ルールを解除した。打撃を受けた取引先の飲食店などを支援する狙いだ。

 東京商工リサーチ鹿児島支店によると、10月の調査で「忘・新年会を開催しない」と回答した県内企業は65.3%。昨年12月の調査に比べ、21.6ポイント減少している。

 政府は19日、感染対策の基本的対処方針を改定。イベントや飲食店への参加人数などの制限を緩和し、月内に適用する。県は「4人以下、2時間以内」の職員の会食ルールについて対応を検討中。県民への「少人数、短時間」の呼び掛けを変更する可能性がある。

 鹿児島市も緩和を視野に検討している。中種子町は忘・新年会で町内店を利用してもらおうと、5日からクーポン券と商品券のセットを発行した。

 天文館文化通り会(鹿児島市)の中原寛会長は「多くの飲食店が苦境に立たされており、会食制限の緩和に大いに期待している。万全の感染対策をしてお客を迎えたい」と話した。
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