鹿児島県が「ワクチン・検査パッケージ」初導入 新型コロナ対策認証店を優遇 年内に運用開始

 2021/11/26 07:00
 新型コロナウイルスの新たな指標「レベル」の運用を始めた鹿児島県は25日、警戒基準に応じた要請内容などを明らかにした。感染拡大時は飲食店のうち対策を徹底する第三者認証店を優遇。店やイベント主催者が利用者のワクチン接種済みか、検査の陰性証明を確認する「ワクチン・検査パッケージ(VTP)制度」を初めて導入、感染防止と経済活動の両立を図る。第三者認証店などが対象で、県は年内にVTP制度の登録受け付けを始め、運用を開始する。

 県内の飲食店1万485店の中で第三者認証店は1834店(22日現在)。うち7割は鹿児島市に集中する。県によると、第三者認証店の営業は非認証店より優遇する。ただ、レベル2〜3に当たる「まん延防止等重点措置」の重点措置区域でも酒の提供は認めるが、午後9時までの営業時間短縮を要請する可能性がある。さらにレベル3以上の「緊急事態宣言下」では時短営業を求め、酒提供の是非は県が判断する。

 非認証店にはレベル2以上で午後8時までの時短営業を要請。まん延防止の重点措置区域や緊急事態下では酒提供も認めない。

 政府は、感染症対策分科会にVTP制度活用など行動制限の緩和案を示し、了承された。VTP制度に登録された店舗は、ワクチン接種した客の接種済み証か、陰性の証明を確認すれば人数制限する必要がない。一方、それ以外の店はレベル2以上で同一テーブル4人以下を要請する。

 イベント開催時の人数上限は、まん延防止や緊急事態下でそれぞれ2万人、1万人。ただVTP制度の適用事業者や県に感染防止安全計画を提出すれば、定員まで緩和できる。
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