ペタペタ、校章スタンプ10万個 歴代の鹿児島駅舎をモザイクアートで再現 縦2×横5メートル 中学生40人が3週間かけ制作

 2021/11/29 20:50
駅構内にお目見えした巨大なスタンプモザイクアート=鹿児島市のJR鹿児島駅
駅構内にお目見えした巨大なスタンプモザイクアート=鹿児島市のJR鹿児島駅
 鹿児島市のJR鹿児島駅に、近くの長田中学校2年生がスタンプで制作した歴代駅舎のモザイクアートがお目見えした。1平方センチの校章スタンプを約10万個押した力作。空襲で焼失した旧駅舎に思いをはせながら、平和やふるさとへの感謝の気持ちを伝えた。道行く人たちも足を止めて見入っている。

 モザイクアートは縦2メートル、横5メートル。歴代の五つの駅舎と2年生全員が登場する。平和学習の一環として約40人が制作し、10月にあった文化祭で展示した。別の2年生グループは鹿児島大空襲を題材にした劇を上演した。

 スタンプは、消しゴムに校章を彫って制作した。シアン、マゼンタ、黄、黒の4色でマス目を色づけ。A3用紙計100枚分に小さなスタンプを押す作業は、約3週間かかった。

 作品に感銘を受けた地域住民らが鹿児島駅に掛け合い、駅構内での展示が実現した。制作メンバーの福山芽依さんは「丁寧に押すことを心掛けた。小さなスタンプが大きな形になって感動した」。萬田さくらさんは「戦争が二度と起きないようにとの願いを込めて、制服を汚しながらみんなで頑張った。多くの人に見てほしい」と話す。

 旅行で立ち寄った兵庫県西宮市の堀谷邦子さん(85)と大阪府岸和田市の松村秀子さん(77)は「新しい発想で10万個もすごい。時間もかかったはず」と感心した。

 12月26日まで展示する。