観光特急「はやとの風」来年3月で運行終了 来秋から「ふたつ星」で長崎-武雄に JR九州

 2021/11/27 17:15
「はやとの風」
「はやとの風」
 JR九州は26日、吉松-鹿児島中央を結ぶ観光特急「はやとの風」の運行を来年3月で終了すると発表した。現在は運休中だが、12月からいったん再開する。車両は、来秋の西九州新幹線開業に合わせて長崎-武雄温泉(佐賀県)を走る新たな観光列車「ふたつ星4047」に充てる。

 「はやとの風」は2004年3月、九州新幹線の部分開業に合わせて運行を開始。年間4万人程度が利用してきたが、近年は利用が低迷。18年3月のダイヤ改正で、土日祝日中心の1日2往復の運行となった。昨年4~6月は新型コロナウイルスの影響で運休。再開後も客足の戻りが鈍く、熊本豪雨で肥薩線の吉松以北が不通になった影響もあって昨年9月から再び運休していた。

 26日に福岡市であった定例会見で、青柳俊彦社長は「南九州をどう売り込むか知恵を出す中で生まれた。デザインと物語性を持つD&S列車の元祖。新たな場所での活躍を期待してほしい」と語った。今後の霧島方面への観光列車投入については、「具体的な案はない。すばらしい観光地なので次を考えていきたい」とした。

 「ふたつ星」は、「海めぐり列車」として有明海沿いと大村湾沿いの2ルートを走る。3両編成で、「はやとの風」2両と人吉-吉松を走っていた「いさぶろう・しんぺい」の予備車両を改装する。
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