上大迫祐希(鹿児島出身)、映画初出演 東京でもがく若者描く「スパゲティコード・ラブ」 不登校の高校生役 「寄り添えた」

 2021/11/29 10:30
初の映画出演に笑顔を見せる上大迫祐希=鹿児島市の南日本新聞会館
初の映画出演に笑顔を見せる上大迫祐希=鹿児島市の南日本新聞会館
 鹿児島市出身の女優・上大迫祐希さん(20)が、公開中の映画「スパゲティコード・ラブ」(丸山健志監督)でスクリーンデビューを果たした。「初の作品を鹿児島で見ていただけるのは光栄なこと。応援してくれる親戚や友達にも、しっかり演技している姿を見せられる」と声を弾ませる。

 映画は、東京でもがく13人の若者たちの日常を追う群像劇。鹿児島在住で不登校の高校生役を、オーディションで射止めた。

 会員制交流サイト(SNS)でうそのリア充(リアルな生活が充実しているというネット用語)の投稿に明け暮れていたが、ふとした契機に東京行きを決める、という役どころ。「鹿児島弁の役は他の人には負けられないと思って選考に臨んだ。決まったときは手の震えや涙が止まらなかった」

 撮影現場は温かい雰囲気で、役に自然と寄り添えたという。「キラキラした世界を目指して東京に行きたい。でも実際、東京ではみんな苦しんでるし、簡単に地元には帰れない。この気持ち知ってる、という手応えが自分の中であった」と話す。

 鹿児島実業高を卒業後に上京。CMや朗読劇出演などで経験を積んできた。目標の一つにしてきたのが、映画のエンドロールに名前が載ることだった。初めて作品を見たときは緊張とうれしさが半々だった、と上大迫。「自分の役が、地方から上京した人に共感されればいいな。反響が楽しみ」と笑顔をのぞかせた。



 「スパゲティコード・ラブ」は、鹿児島市の天文館シネマパラダイスで上映中。