「成人式」18歳?20歳? 成人年齢引き下げ23年以降、市町村9割が「20歳」のまま 受験・就職 高校3年生に配慮 鹿児島

 2021/11/29 11:30
晴れ着姿で集う新成人ら=2020年1月、鹿児島市民文化ホール
晴れ着姿で集う新成人ら=2020年1月、鹿児島市民文化ホール
 2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられた後の23年の「成人式」について、鹿児島県内の43市町村のうち9割の39市町村が対象年齢を現状の20歳で維持するか、維持する方向で検討していることが南日本新聞の調べで分かった。就職や受験が重なる高校3年生の時期を避けるのが主な理由。残る4市町村は、高校生や保護者へのアンケート調査や他自治体の動向を踏まえ判断する方針。

 成人年齢を引き下げる改正民法は、若者の積極的な社会参加を促す目的で18年6月に成立した。ただ、同法に成人式の規定はなく、時期や対象年齢は主催する自治体などが決めている。

 対象年齢20歳を維持することを決めたのは23市町で、鹿児島市や薩摩川内市など15市町が、23年以降に成人する若者や保護者へのアンケートを基に判断した。

 維持する理由では「高校3年生は進路選択の時期と重なって多忙」が多く、その他には「18~20歳に兄弟姉妹がいる家庭は式典の費用がかさむ」「18歳だと式典後に飲酒や喫煙はできない」といった意見もあった。

 一方、18歳引き下げを希望する意見では「成人の意識が芽生える機会になる」「成人年齢と異なる年にあると混乱する」といった理由が挙げられたという。

 鹿児島市などは名称を「はたちの集い」、肝付町は「二十歳を祝う会」に変更。大半の自治体は、名称や式典内容については検討を重ねている段階だ。

 対象年齢を20歳のままにする方向で検討している屋久島町や喜界町など16市町村の多くが年度内に決める予定。