転覆船のスクリューにしがみつき22時間漂流 屋久島沖、69歳船長を巡視船が救助

 2021/12/01 08:33
スクリューにつかまり救助を待つ船長=11月28日、屋久島町沖(鹿児島海上保安部提供、画像は一部加工してあります)
スクリューにつかまり救助を待つ船長=11月28日、屋久島町沖(鹿児島海上保安部提供、画像は一部加工してあります)
 屋久島町沖で作業船が転覆し、約22時間後に鹿児島海上保安部の巡視船に救助された男性船長(69)は、船底のスクリューにしがみついて荒波を避け、九死に一生を得た。持ち合わせていたビニールシートに身を包んでおり、同保安部は「シートで保温できたことも大きかった」とみている。

 11月27日午後5時40分ごろ、「屋久島の南海上で1人が乗った作業船が転覆した」と港湾工事関係者から118番があった。28日午後3時10分ごろ、同町尾之間港の南東約30キロの沖合で、巡視船さつまが転覆した作業船を発見。スクリューにしがみついている船長を潜水士が救助した。

 海上は当時3メートルのうねりがあり、10メートルの風が吹いていた。船長は左足に軽いけがをし、入院中。退院後に航行先や転覆した経緯を聴く。