「泳いで溺れたと聞いた。こんな事件になるとは」 クレーンで暴行・傷害致死 再逮捕の容疑者が勤めていた建設会社

 2021/12/02 09:21
事件現場とみられる川内川左岸の河川敷に供えられた花=1日、薩摩川内市平佐町
事件現場とみられる川内川左岸の河川敷に供えられた花=1日、薩摩川内市平佐町
 鹿児島県薩摩川内市の天大橋の工事に絡み、現場責任者の男(43)が作業員の男性=当時(50)=への傷害致死容疑などで再逮捕された1日、関係者に衝撃が広がった。

 何度もクレーンでつり上げる暴行などを目撃したという工事関係者は「亡くなった日も、同じような暴行をしていたのだろうか」と言葉少な。「今後詳しい事実が明らかになってほしい」と話す。

 男が勤めていた鹿屋市の建設会社の男性社長は「泳いで溺れたと報告を受けていた。こんな事件になるとは」と驚く。男が11月に暴行容疑で逮捕された後、解雇したという。

 天大橋は市道の一部で、市街地の交通の要衝。国交省九州地方整備局が修繕工事を約3億8000万円で発注した。4月に始まった工事は事件を受け中断している。男の勤務先だった会社は下請け業者。

 元請けの岐阜県の業者によると、現場監督が1日2回巡回していたが、暴行は把握していなかった。同社の責任者は「警察の捜査に協力する。二度と起こさないように再発防止策を徹底したい」と話した。
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