鹿児島・出水鳥インフルエンザ 3キロ内の移動制限解除 防疫対応全て終える

 2021/12/08 08:33
車両を消毒する県職員=11月、出水市下大川内
車両を消毒する県職員=11月、出水市下大川内
 鹿児島県は8日午前0時、出水市の2養鶏場での高病原性鳥インフルエンザ発生を受けて設定していた移動制限区域(発生農場から半径3キロ以内)を解除した。卵・鶏肉の農場外への移動・出荷が可能となった。出水市、阿久根市の車両消毒ポイント6カ所も同時に廃止し、一連の防疫対応を全て終えた。

 出水市では、11月13、15日に採卵鶏を飼う2農場で相次いで鳥インフルエンザ発生が確認され、計4万7200羽が殺処分された。県は27日から移動制限区域内にある25農場を対象にウイルスの有無を調べる「清浄性確認検査」を実施し、12月2日までに全農場で陰性を確認していた。

 県は7日夕に県庁で対策本部会議を開き、制限区域解除の方針を確認。塩田康一知事は「さらなる発生を防ぐため、関係機関と一体となってまん延防止に取り組んでいく」と述べた。農場消毒やネズミ駆除徹底を求める知事命令は当面継続する。

 国内では、出水市での発生後も兵庫、熊本、広島などの農場で発生が続いている。県畜産課の今藤豊重家畜防疫対策監は「感染リスクは例年より高く、警戒が必要だ。これから発生が多くなる時期に入っていくので、農家は飼養衛生管理基準に沿った対策を徹底してほしい」と話した。