奄美のコロナ療養者 鹿児島県、民間機で本土搬送検討 国に協力要請

 2022/01/13 20:24
 鹿児島県の塩田康一知事は12日、全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部のウェブ会合で、感染が爆発的に拡大する奄美大島の自宅待機者について、民間チャーター機で本土への搬送を検討していることを明らかにした。航空会社の機材繰りがつかないため国に協力を働き掛けるよう要請した。

 県独自の緊急事態宣言を8日に発令した奄美大島では11日現在、軽症や無症状者計435人が自宅待機中。県は原則、医療機関への入院か、宿泊療養施設への入所としている。塩田知事は会議で、県内の感染状況に触れ「航空会社の協力が得られるよう政府から支援してほしい」と訴えた。

 会議後、「さらに感染が拡大する恐れがあり、今のうちに必要な人を搬送したい」と述べた。県によると、重症者は自衛隊や海上保安庁が対応するものの、軽症者らは搬送してもらえないという。県防災ヘリも1日2~3人しか搬送できないため日本エアコミューター(JAC)などチャーター機の確保を求めている。

 このほか、県独自に飲食店の営業時間短縮を要請した際の協力金の支援拡充も国に求めた。