馬毛島基地計画、候補地から整備地に 防衛相「地元へ丁寧な説明心がける」

 2022/01/15 14:48
閣議後会見で質問に答える岸信夫防衛相=14日、防衛省
閣議後会見で質問に答える岸信夫防衛相=14日、防衛省
 岸信夫防衛相は14日の閣議後会見で、西之表市馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転を伴う自衛隊基地整備計画について、「作業の進捗(しんちょく)に応じて地元への丁寧な説明を心掛ける」と述べた。

 防衛省は12、13日、馬毛島が整備計画の建設地に決まったことを同市の八板俊輔市長と塩田康一知事に説明。八板市長、塩田知事ともに、環境影響評価(アセス)の途中段階で「候補地」から「整備地」に位置付けが変わったことに、「唐突で納得がいかない」「丁寧さに欠ける」と不満を示した。

 岸氏はこうした意見を踏まえ、「地元の理解、協力は大変重要。丁寧な説明に努める」と述べた。アセスの結果次第で計画を撤回する可能性について「仮定の質問」として明言しなかった。

 政府は馬毛島への滑走路整備など基地本体の工事費3183億円を盛り込んだ2022年度予算案を閣議決定。日米間でも今月7日の安全保障協議委員会(2プラス2)で「馬毛島は整備地」との認識を共有した。
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