鬼滅風書体で応援に「全集中」 県下一周駅伝・川薩チームのタオル完成

 2022/01/28 10:00
川薩チームの応援タオルを持つ綱紀栄泉さん(中央)と内翔平主将(右端)ら=さつま町虎居町
川薩チームの応援タオルを持つ綱紀栄泉さん(中央)と内翔平主将(右端)ら=さつま町虎居町
 県下一周駅伝川薩チームの今季の応援タオルが完成した。チームカラーの水色で、人気アニメ「鬼滅の刃」で使われた毛筆フォントを制作した昭和書体(さつま町)の専属書家、綱紀栄泉さん(86)が書いた「雲外蒼天」の文字が躍る。メンバーは「水色の呼吸で、全集中で走りたい」と張り切っている。

 収益を活動費に充てるタオル制作は7回目で、チームスタッフが昭和書体に依頼した。「雲外蒼天」は今回のチームスローガンで、「困難を乗り越えた先に青空が広がっている」という意味。走りを通して、「地域に元気を届けたい」との思いも込めた。

 主将の内翔平さん(30)ら地元の選手3人が24日、同町虎居町の綱紀さん宅を訪れ、協力に感謝しタオルを手渡した。「全ての力を出し切ってほしい」とエールを受け、「苦しくなった時にはこの言葉を思い出し、最後まで頑張る」と誓った。

 価格は千円。問い合わせは川薩地区運営委員会事務局=0996(20)8772