県医師会職員、コロナ宿泊療養施設でわいせつ行為 派遣女性スタッフに 鹿児島県、報告求める

 2022/02/15 08:09
 鹿児島県医師会の男性職員が、新型コロナウイルス感染者が療養するための宿泊施設内で、派遣された女性スタッフに対し、わいせつ行為など不適切な行為をしていたことが14日、南日本新聞の取材で分かった。同施設は県が確保し医師会が派遣業務を委託されており、県は事実関係を速やかに報告するよう医師会に指導した。医師会は調査委員会を近く立ち上げる。

 複数の関係者によると、男性職員は昨年8月下旬〜9月末、宿泊療養施設運営のために派遣された女性スタッフに対し、施設内でわいせつな行為などをした。女性とは面識があった。昨年10〜11月、勤務先でミスが増えるなどの女性の異変に気付いた同僚が聞き取り発覚。12月上旬に上司に報告した。女性は一連の行為に関し「同意はなかった」として、管轄の警察署へ告訴状を提出した。

 関係者によると、県は医師会に対し「事実であれば県の新型コロナ対策事業に対する信頼を失墜しかねない」と伝え、職員への適切な指導管理を求めた。また、男性職員への調査結果について、迅速に文書で報告するよう要求したという。

 県医師会は14日までに県に報告。南日本新聞の取材に医師会の顧問弁護士は「事実関係については答えられない」とし「調査委員会を立ち上げ、近く聞き取り調査する」と述べた。改めて詳細を県に報告するという。医師会によると男性職員は現在、宿泊療養施設の運営業務から離れている。

 宿泊療養施設は、新型コロナに感染した軽症・無症状者を受け入れる施設。県が県内のホテルなどを借り上げ、派遣業務や健康観察を医療関係団体などに委託している。現在、県内に18カ所ある。