日置市出身のプロ野球元阪神・横田慎太郎さんの自伝的エッセーをドラマ化した「奇跡のバックホーム」が３月１３日、鹿児島放送（ＫＫＢ）などＡＢＣテレビ・テレビ朝日系で放送される。横田さんは「ドラマになるとは思わず、驚いた。苦しい思いをしている人に見てもらい、勇気づけることができたら」と話している。

　放送は午後１時５５分〜３時２０分。プロ４年目を目前に脳腫瘍が分かり、１８時間におよぶ手術と治療を経て現役復帰。後遺症で視力が戻らなかったため引退を決意し、現役最後の試合で“奇跡”のプレーをするまでを描く。横田さんを俳優の間宮祥太朗さん、横田さんを支える母・まなみさんを石田ひかりさんが演じる。

　野球経験者で阪神ファンという間宮さんは、撮影前に鹿児島を訪れ、横田さんに投球フォームやバッティングフォームを確認して臨んだ。ドラマとともに２人の対談も放映される。間宮さんは「横田さんの半生を通じて、きっと熱く伝わるものがあると思うので、ぜひご覧ください」とコメントしている。