イチゴが高い…なら自分でつくってしまえ 洋菓子店が農家に弟子入り、100%自家栽培のスイーツが好評

 2022/04/11 21:00
イチゴを使ったル・プレジールの洋菓子=薩摩川内市中郷
イチゴを使ったル・プレジールの洋菓子=薩摩川内市中郷
 薩摩川内市中郷の洋菓子店「ル・プレジール」は、自家栽培したイチゴを使った菓子やケーキを販売している。新型コロナウイルスの影響で、売り上げの半分を占めていたウエディングケーキの需要が落ち込み、経営を圧迫。年間500~600万円のイチゴ購入費が大きな負担になっていた。夏にはイチゴ農園にカフェを併設し、スイーツ販売も計画している。

 昨年6月、旧鳥丸小学校近くの休耕地約20アールを譲り受けた。県内の先進農家の指導を受け、ハウス6棟で「さがほのか」などを栽培する。昨年11月に初収穫。1日当たり約30キロを摘み取っている。イチゴはすべて農園で賄い、客の評判も上々。関連商品も増やしている。

 収穫と加工は地域住民のほか、鳥丸小跡を練習拠点にする地元の女子サッカーチーム・レイナ川内の選手も手伝う。4月からは、市来農芸高校を卒業した同チーム選手が専属で管理している。

 農園に併設を見込むカフェでは、パフェや氷漬けしたイチゴを砕いたかき氷の提供を予定する。将来は観光農園にしたい考えだ。

 畑義康社長(49)は「農園は寒暖差があり栽培に適し、見晴らしも良い。お菓子屋だからこそできるやり方で人を呼び、地域の元気にもつなげられれば」と意気込む。