町営はテレワーク、民営はワーケーション リモートで仕事 南種子に2拠点開業 移住・定住促進に期待

 2022/04/16 21:00
種子島宇宙センターを望める「サテライトオフィスみなみたね」=南種子町中之下(小型無人機で撮影)
種子島宇宙センターを望める「サテライトオフィスみなみたね」=南種子町中之下(小型無人機で撮影)
 南種子町でこの春、官民二つのサテライトオフィスがオープンした。新型コロナウイルス感染拡大を機に広まったテレワークとワーケーションにそれぞれ焦点を当てた。官民が連携して来訪者の選択肢を広げ、移住定住の促進を目指す。

 同町中之下の「サテライトオフィスみなみたね」は、種子島初の公設公営のテレワーク拠点。種子島宇宙センターを望み、シャワー室や仮眠室、キッズルームも備える。営業は午前9時~午後10時(年末年始休み)で、料金は90分880円から。

 5日は、中種子町に本社を置くデータ分析関連企業が初めて利用した。「いい景色で気分がリフレッシュできて仕事もはかどる。改めて種子島の魅力を感じられた」と小田京さん(32)。取引先の企業も利用に関心を示しているという。

 同町平山の隣接する民宿「島宿HOPE」が運営する「ワーケーションスペース HOPE」は宿泊施設を備え、長期滞在もできるのが特徴。1泊素泊まり5500円。11年前、島に移り住んだ経営者の風間辰広さん(45)は「観光しながら仕事をして町を知ってもらいたい。移住へのつなぎ役になれれば」と話す。

 両施設とも、国の地方創生テレワーク交付金を活用した。利用予約など詳細は「みなみたね」が町ホームページ、「HOPE」は島宿HOPE=0997(26)7235。