稚アユ豊漁「ほっとした」 霧島・天降川 過去5年で最多 漁協、資源保護続ける

 2022/04/19 08:00
稚アユをこぼさないように網かごからバケツに移す組合員=18日、霧島市隼人町東郷
稚アユをこぼさないように網かごからバケツに移す組合員=18日、霧島市隼人町東郷
 霧島市の天降川で、春の風物詩「稚アユ漁」が終盤を迎えている。これまでに過去5年で最高の1800キロ(45万匹)を捕獲、関係者を喜ばせている。稚アユは県内外の河川で放流される。

 日当山天降川漁協が3月1日から4カ所で漁。川の中に砂利とすのこで全長約60メートルの堤を造り、堤と陸に挟まれた15メートルほどの河道が漁場となる。18日午後、河口から7キロ上流では、組合員2人が作業。河道に5センチほどの稚アユの群れが入ると、上流をせき止めて下流の網かごに誘導していた。

 漁協によると、2017年の新燃岳噴火以降、採捕量の低迷が続いた。20年は420キロと過去最低を更新し、漁協は天降川のアユ漁期間を短縮。産卵期のアユを取り過ぎないようにしてきた。中村博文組合長(68)は「稚アユが戻りつつありほっとした。今後も資源保護に取り組みたい」と話した。