鹿児島と岐阜 さらなる絆を 姉妹盟約50年、交流促進へ旅割や企画展 両県知事が懇談「先達に敬意表し、連携を強化」 関ケ原で記念式典

 2022/04/25 11:00
式典で薩摩琵琶を手にする塩田康一知事(手前右)と岐阜県の古田肇知事=24日午後、岐阜県関ケ原町の関ケ原ふれあいセンター
式典で薩摩琵琶を手にする塩田康一知事(手前右)と岐阜県の古田肇知事=24日午後、岐阜県関ケ原町の関ケ原ふれあいセンター
 鹿児島、岐阜両県の姉妹県盟約50年を記念した式典が24日、岐阜県関ケ原町であった。式典に先立ち、鹿児島の塩田康一知事と岐阜の古田肇知事は岐阜関ケ原古戦場記念館で懇談。交流促進に向け、両県民限定の旅行割引キャンペーンを展開する計画や、関ケ原の戦いで敵中突破した島津義弘に関連した企画展を同館で開くことで一致した。

 鹿児島、岐阜の姉妹県盟約50年を記念した式典には、鹿児島の塩田康一知事、岐阜の古田肇知事ら約200人が出席した。塩田知事は「50年の交流は、両県民の深い理解と温かい友情のおかげ」とあいさつ。古田知事は「700キロの距離を隔ててはいるが、絆を深めてきた。先達に敬意を表し、さらに連携を強化したい」と交流促進に意欲をみせた。

 岐阜の鹿児島県人会はおはら節を披露。大江小学校(岐阜県海津市)の5、6年生は暴れ川だった木曽三川(木曽、長良、揖斐)を、荒くれ者の竜になぞらえた創作狂言「失せうろこ」を元気よく演じた。

 鹿児島からは塩田知事のほか、田之上耕三県議会議長ら約50人が出席した。友好の証しとして、薩摩琵琶を贈った。

 両県は多くの犠牲者を出しながらも木曽三川の治水工事を完遂した薩摩藩の偉業をたたえるため、1971年に姉妹県盟約を結んだ。72年から小中学校教員の人事交流や青少年の派遣事業が始まった。2011年には、大規模災害時に応援職員を相互に送り込む協定を結んだ。

 式典は21年に開く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。