木曽三川の治水完遂 薩摩義士に鎮魂の祈り 平田靱負の子孫も参加 岐阜・治水神社 姉妹盟約50年

 2022/04/26 12:38
木曽三川の治水事業を完遂した薩摩義士に祈りをささげる参加者=岐阜県海津市の治水神社
木曽三川の治水事業を完遂した薩摩義士に祈りをささげる参加者=岐阜県海津市の治水神社
 江戸時代に木曽三川(木曽、長良、揖斐)治水事業を完遂した薩摩義士をたたえる春の例大祭が25日、岐阜県海津市海津町油島の治水神社であった。鹿児島県の塩田康一知事や岐阜県の古田肇知事ら約50人が鎮魂の祈りをささげた。

 厳かな雰囲気の中、参加者が神前に玉串を納めた。塩田知事は儀式の後、「以前からずっと治水神社に来たかった。薩摩義士の苦労が地域の役に立っていると改めて感じた。交流を次の世代にもつなげたい」と語った。

 工事を引き受けた薩摩藩家老の平田靱負(ゆきえ)の子孫に当たる平田幸将さん(23)も、肝付町から駆けつけた。「新型コロナウイルス禍で苦しい状況の中、続けてくださりありがたい。今後も、祭りが地域の防災意識向上に役立ってほしい」と話した。

 例大祭では毎年、地元有志が舟神輿(ふなみこし)を奉納。平田靱負が没したのと同じ52歳の心男(しんおとこ)が神輿とともに長良川で身を清め、神前まで練り歩く見せ場もある。新型コロナのため、3年連続で中止した。

 鹿児島、岐阜両県の姉妹県盟約50年記念式典は24日あった。21年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。