【GW終盤 北薩で遊ぼう㊦】江戸時代へタイムスリップ!? 出水麓歴史館のVRツアー人気 縁側から望めるのは…寺島宗則記念館2年前オープン

 2022/05/06 08:30
江戸時代の街並みを再現したジオラマ=出水市麓町の出水麓歴史館
江戸時代の街並みを再現したジオラマ=出水市麓町の出水麓歴史館
 ゴールデンウイーク(GW)も終盤。いちき串木野市以北の薩摩川内総局、阿久根、出水、さつま3支局の取材エリアには、自然や歴史の見どころが多数ある。ミュージアムを中心にお薦めスポットを探した。

◆麓武家屋敷群(出水市)

 出水市の麓武家屋敷群は国の重要伝統的建造物群保存地区で、日本遺産にも認定されている。出水麓歴史館は、馬場や石垣に江戸時代の名残をとどめる薩摩藩最大規模の外城を発信する施設だ。

 島津氏が北の守りの拠点として、川に囲まれた高台に築いた街並みを再現したジオラマや、関ケ原の戦いで名をはせた3代目の地頭・山田昌巌の足跡を紹介するコーナーが並ぶ。人気を集めているのが仮想現実(VR)を使った「時空ツアーズ」。現代の麓を上空から眺める空中散歩や、江戸時代へのタイムスリップ気分が楽しめる。

 同館専門員の井上秀明さん(58)は「歴史的な背景を学んでから武家屋敷の散策を楽しんで」とアピールする。税所邸、竹添邸も見学できて入館料510円(小中学生300円)。同歴史館=0996(68)1390。

◆寺島宗則記念館(阿久根市)

 阿久根市脇本の寺島宗則記念館は、明治政府の外務卿などを務めた寺島の旧家を改修し、2年前にオープンした。薩摩藩英国使節団の中で旧家が現存しているケースは珍しく、偉人の原風景を随所に感じられるのが魅力だ。

 記念館となった屋敷は、寺島が幼少期を過ごした養家・松木家の邸宅。表座敷に座ると、縁側の向こうに名字の由来となった「寺島」が浮かび、ゆっくりとした時間を楽しめる。

 住民グループ「寺島会」のメンバーによるガイドも好評。寺島の成長を願う母の愛情や「西郷、大久保にも引けを取らない」という功績などを分かりやすく伝える。渡辺久治会長(65)は「寺島が日本に与えた影響を多くの人に知ってもらいたい」とPRする。

 午前10時~午後5時。火曜休館。市商工観光課=0996(73)1114。