米軍無人偵察機 海自鹿屋基地への機体配備は8月以降か 「今春」からずれ込む公算

 2022/05/08 07:15
米空軍などに配備されている無人機MQ9(米ジェネラル・アトミクス社のパンフレットから)
米空軍などに配備されている無人機MQ9(米ジェネラル・アトミクス社のパンフレットから)
 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)への米空軍無人偵察機MQ9の一時展開計画を巡り、自民党の森山裕総務会長代行(衆院鹿児島4区)は7日、同基地配備が8月以降にずれ込む見通しを明らかにした。中種子町であった国政報告会の後、「地元への対応や準備に7月いっぱいかかるだろう」と述べた。これまでは、早ければ春ごろが見込まれていた。

 在日米軍と防衛省は2、3月、鹿屋基地内外で現地調査し、近く結果を市側に通達するとしていた。同市では市議会議員選挙が4月24日に行われ、まだ議会構成が固まっていない。森山氏は防衛省による地元説明の時期を「議長が決まってからになる」とし、今月中旬に予定される市議会臨時会以降との見方を示した。

 日米両政府が鹿屋に配備を検討するMQ9は、故障に備えた予備機を含め10機以上とされる。整備や運用を担う米兵ら百人超が1年程度駐留するとみられ、民間宿泊施設での滞在も検討している。

 無人偵察機を巡っては、岸信夫防衛相とオースティン米国防長官が5月4日に米国で会談した際、自衛隊戦闘機と連携できる無人機の技術協力を進めることを確認。防衛省関係者は「鹿屋でどれだけ連携が深まるか未知数」とした上で、「日米同盟にとっては大きなプラスになる」としている。