志布志港、小口単位の混載貨物が輸出可能に 農林水産品や食品、週1ペース予定 官民で物流体系構築「冷凍も調整中」 

 2022/05/12 20:30
小口混載のコンテナに積まれる貨物=11日、志布志市志布志の山下回漕店
小口混載のコンテナに積まれる貨物=11日、志布志市志布志の山下回漕店
 国際バルク戦略港湾である志布志港(志布志市)の新若浜地区国際物流ターミナルで、農林水産品・食品の小口混載貨物の輸出体制が整った。近く第1便が出港する予定で同港の輸出拡大に期待が高まっている。

 市港湾商工課によると、同港からの輸出は現在、台湾、韓国、中国へのコンテナ航路や神戸港で積み替え海外に向かう国際フィーダー航路がある。しかし農林水産品・食品は小口単位が多く、20フィートコンテナ1台(約33立方メートル)を満たすのが困難。これまでコンテナ単位での輸出はあったが、小口混載を扱う事業者がなく課題になっていた。

 今回、イーキューワールドワイド(東京都)を輸送業者に、山下回漕店(志布志市)が取扱代理業者となる物流体系を官民連携で構築した。第1便は韓国経由でベトナムへ輸出する食品や調味料など3~4立方メートル。11日、同社の保税倉庫で荷積みがあった。

 今後も週1便のペースで輸出予定。同社は「九州では博多港しかやっていない冷凍貨物の混載も調整中。南九州は特産の牛、豚、水産品が多い。志布志港で実現すれば輸出拡大への超目玉になる」と期待する。

 市や港利用者で構成する港湾振興協議会も貨物やコンテナ用冷蔵・冷凍用電源装置使用料などの助成制度でバックアップする。県の助成制度もある。市港湾商工課は「これを機会に輸出を増やしていけたら」と説明している。同課=099(472)1111。