九州南部の梅雨入りは「まだ先」 鹿児島県本土と種子島・屋久島地方は夜遅くにかけ大雨の恐れ

 2022/05/13 12:30
傘を差して歩く人たち=12日、鹿児島市中央町
傘を差して歩く人たち=12日、鹿児島市中央町
 鹿児島県本土や種子島・屋久島地方は13日昼前から夜遅くにかけ、1時間50ミリの大雨の恐れがある。11日の奄美地方に続き梅雨入りを思わせる降り方となりそう。気象関係者は土砂災害に警戒を呼び掛ける一方、九州南部の梅雨入りは「まだ先」とみている。

 4月下旬~5月前半の九州上空は例年、移動性高気圧と前線を伴う低気圧が交互に通過し、雨と晴れが数日周期で変わる。南から太平洋高気圧、北からオホーツク海高気圧が発達すると、前線が日本付近でぶつかり停滞、梅雨に入る。

 日本気象協会によると、今年は太平洋高気圧が例年より早く勢力を強めている。4月下旬から断続的に続く雨は、低気圧から延びる前線と太平洋高気圧のへりが重なり、南から湿った空気が流れ込んだ影響。13日も低気圧が九州南部を通過し、午後6時までの24時間雨量は種子・屋久地方で150ミリ、薩摩、大隅地方120ミリの見通し。

 同協会九州支社は「前線付近で大雨となる点は梅雨と同じで、はしりといえる」と分析。ただ、太平洋高気圧は強弱を繰り返し、「しばらく雨と晴れが流動的に変わる。梅雨入りは平年並みかやや早いくらい」とみる。鹿児島地方気象台も「17日は大陸から高気圧が張り出す見込み。直近での発表は考えていない」という。九州南部の梅雨入りは平年が5月30日ごろ、昨年は観測史上2番目に早い同11日ごろだった。