路面電車のフロントガラスから火花…運転手が消火器、車内は一時騒然

 2022/05/15 10:00
鹿児島市電(写真と記事は関係ありません)
鹿児島市電(写真と記事は関係ありません)
 13日午後5時45分ごろ、鹿児島市のいづろ電停近くの交差点で、谷山行き市電のフロントガラス付近から火花が散り、運行を中止した。運転手が消火器で消し止めた際、一部乗客に消火剤がかかり、服が白く汚れたり、喉や目が痛んだりし、車内は一時騒然とした。

 市交通局によると、車両は停車中で、乗客約20人にけがはなかった。フロントガラスのコーキング材が劣化し、雨水が浸入。曇り止め熱線の端子部分がぬれ、回線がショートした。運転手が消火器を吹きかけ、炎は出なかった。車内アナウンスによる説明はなく、乗客から衣服の汚れや喉の違和感を訴える電話が6、7件あった。問い合わせには個別に対応している。

 同局は14日までに同型車両16台を点検。梅雨時期前までにコーキング材を替える必要のある車両が5台あった。電車事業課の片平英明課長は「お客さまに心配と迷惑を掛けたことに心からおわび申し上げる。今後さらに丁寧な整備を心掛け、緊急時の対応について全ての運転手が一層習熟するよう努める」と話した。