ドクターイエローより激レア? 現役最後の1両「マヤ検」指宿枕崎線を走る 前後に機関車従え軌道チェック

 2022/05/18 07:30
水田や夏野菜の畑を横目に走行する「マヤ検」=鹿児島市喜入町
水田や夏野菜の畑を横目に走行する「マヤ検」=鹿児島市喜入町
 JR九州の軌道検測専用車両、マヤ34形検測車(通称「マヤ検」)が17日、JR指宿枕崎線でレールの狂いなどデータ収集をした。軌道検測は九州各路線で行われており、同日は鹿児島中央-枕崎間などで実施。全国に唯一残るマヤ検が前後に機関車を従えて検査した。鹿児島市喜入ではカボチャやトウモロコシ畑、水田地帯を走行。沿線では希少な車両を撮影する鉄道ファンらの姿も見られた。

 人間が目視で行っていた軌道のチェックは、列車本数の増加や高速化に伴い限界と判断、マヤ34形「高速軌道検測車」が登場した。1959年に開発された旧国鉄の事業用客車で、自走できないため機関車などのけん引が必要。全国に10両ほどが配備され長年活躍したが、老朽化などでほとんどが廃車となり、現役で走るのは九州の1両だけ。

 JR九州では、架線や線路の検査をJR西日本の検測車両も借りて実施しており、マヤ検を目にする機会は減っている。