寺田屋事件160年 「感謝伝えたい」命落とした有馬新七ら薩摩九烈士を慰霊 京都

 2022/05/24 07:30
寺田屋事件で犠牲となった薩藩九烈士を慰霊する参加者ら=京都市の大黒寺
寺田屋事件で犠牲となった薩藩九烈士を慰霊する参加者ら=京都市の大黒寺
 160年前の1862(文久2)年、京都・寺田屋事件で命を落とした有馬新七ら薩摩藩士9人(薩藩九烈士)の慰霊法要が22日、墓がある京都市伏見区の大黒寺(別名薩摩寺)であり、関係者らが墓前に手を合わせた。

 事件当時、近くで呉服商を営んでいた齋藤家が亡きがらを大黒寺に葬ったことが始まりで、毎年5月に執り行う。京都鹿児島県人会と同家の齋藤酒造による追慕会が主催。新型コロナウイルスの影響で大々的な開催は3年ぶりとなった。

 約40人が参列。代々世話役を務める齋藤家の12代目当主齋藤透さん(64)は「世のため社会のために身をささげた人たちに感謝の気持ちを伝えたい」とあいさつした。

 寺内には宝暦治水を成し遂げた平田靱負の墓と、伏見奉行の悪政を直訴した伏見義民の墓もあり、併せて慰霊供養した。