隈研吾氏設計のブックカフェ、木製日よけ独創的 鹿児島市の建設会社が来年オープン「世界的建築家の作品に触れ、人材育つ場に」

 2022/05/25 09:30
ブックカフェの完成予想図(中心の建物、七呂建設提供)
ブックカフェの完成予想図(中心の建物、七呂建設提供)
 国立競技場などを手掛けた建築家・隈研吾氏が設計したブックカフェの起工式が24日、鹿児島市荒田2丁目の現地であった。同市の七呂建設が約2億5000万円かけて建設し2023年2月にオープン予定。同社によると、隈氏の建築物は県内初。

 建設地は鹿児島大学法文学部前で、鉄骨3階建て、延べ床面積は210平方メートル。木を生かしたデザインで知られる隈氏らしく、木製ルーバー(日よけ)が建物に巻き付くように並ぶ独創的な外観になる。

 1階は多様な本をそろえたブックカフェ、2階以上はセミナーや商談用の空間。内装に杉や花棚(けだな)石といった地元素材を使うなど、隈氏のこだわりを随所に詰め込む。

 同社が創立60年を記念し、地域貢献の一環で企画した。七呂恵介社長(45)は同日、会見を開いて「居住性や使い勝手を重んじる隈氏の姿勢に共感してきた。世界的建築家の作品に触れ、鹿児島や九州を活性化する人材が育つ場になれば」と語った。

 隈氏は「地元素材で温かい質感を出す。地域の人や学生が集まり、交流が生まれたらいい」とビデオメッセージを寄せた。