修学旅行に回復の兆し…宿泊7年ぶり10万人超す 2021年・鹿児島県内

 2022/05/25 12:26
鹿児島市街地
鹿児島市街地
 2021年に鹿児島県内に宿泊した修学旅行生は延べ10万2699人で、前年の5万4405人から1.9倍と大幅に増加し、7年ぶりに10万人を超えた。新型コロナウイルス下で県内校が引き続き県内を行き先に選んだ上、県外からも増加した。

 24日、鹿児島市であった県教育旅行受入対策協議会の総会で、県観光連盟が報告した。

 延べ人数が10万人を超えたのは、10万799人だった14年以来。16年の熊本地震をきっかけに低い水準が続いていた。同連盟は「県内校が近場を選んだことに加え、20年に中止した学年の実施もあった」と説明。県や市の施設の無料開放や、貸し切りバスの補助事業なども奏功したという。

 延べ学校数は1005校(前年比403校増)で、最近10年では最多だった。うち、小学校は320校(63校増)で1万3810人、中学校は422校(223校増)で5万2145人。中学では福岡や熊本の学校が大きく伸びた。行き先を関西方面から変更する動きが目立った。高校は222校(107校増)、3万4563人だった。

 宿泊先の地区別では、鹿児島が4万5009人(2万4425人増)と最多。指宿は減少した。月別では10~12月で全体の約75%を占めた。

 中原明男幹事長(中原別荘社長)は「修学旅行は景気に左右されず、観光において重要な柱。コロナ下でも動いた数少ない団体旅行だ。鹿児島ならではの魅力あるプログラムで、引き続き誘致したい」と話した。