ワクチン4回目接種 対象者への周知どうなってる? 基礎疾患の自己申告制がほとんど 18~59歳の全員に接種券配る自治体も 新型コロナ

 2022/05/26 07:15
モデルナ製ワクチン
モデルナ製ワクチン
 新型コロナウイルス感染時の重症化予防を目的としたワクチンの4回目接種。鹿児島県内でも接種に向けた準備が進んでいる。今回から対象者が限定されることになり、18~59歳で基礎疾患がある人を巡って各市町村の対応が分かれる。ほとんどが自己申告制で接種券を送付することにしており、周知に苦慮している。

 「これまでと違うのは、今回は申告がなければ基礎疾患がある人に接種券が届かない。対象者への周知が課題だ」。25日から接種券の発送が始まった鹿児島市の土屋幹雄ワクチン接種担当課長は気を引き締める。

 同市では27日から4回目接種を開始する。3回目を終えた18~59歳の全員に接種券を送ることも検討したが、「基礎疾患の確認など医療機関の負担を考慮した」と土屋課長。各医療機関にチラシを配り、対象者に申告を呼び掛ける。

 一方で、志布志市は18~59歳の全員に接種券を配り、基礎疾患がある人については医師と相談の上で接種を求める。「接種券を送らなければ説明が必要になる。全員に送ることで今回の接種の趣旨も広く伝わるのではないか」と担当者。

 厚生労働省によると、4回目向けに6月から全国に供給が始まるワクチンは、ファイザー製が約1268万回分なのに対し、モデルナ製が約4710万回分。供給量には差がある。

 3回目の供給分を4回目で使うこともできるが、各市町村からは接種率を心配する声が漏れる。阿久根市の担当者は「高齢者はほとんどファイザーを接種している。交差接種への理解促進が欠かせない」と話す。