交番勤務中に落とし物の4万円横領 元巡査長に有罪 5年前にも窃盗で罰金刑

 2022/05/28 15:00
 交番勤務中に拾得物の現金4万円を横領したなどとして、業務上横領と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた鹿児島中央署地域課元巡査長の被告(36)=鹿児島市谷山中央5丁目=の判決公判が27日、鹿児島地裁であり、中田幹人裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決によると、被告は2021年12月3日、業務上預かった拾得物の財布から4万円を抜き取り横領。拾得物の金額を「1218円」などと虚偽記載した公文書を作成、行使した。

 中田裁判長は判決理由で、被告が在職中の17年12月に窃盗罪で罰金刑を受けたと指摘。被告の弁護人などによると、この窃盗で罰金刑のほか、県警から懲戒処分を受けた。

 県警は今年3月、今回の事件で懲戒免職としたが、当時の窃盗と処分を公表していなかった。

 今月25日の定例記者会見では、過去の被告の懲戒処分を問われ、飯田洋明警務部長が「停職以上は発表しているが、発表していない処分は回答を差し控える」とコメントした。