サッカー男女そろって神村V 5連覇の男子 “日本代表”たちに全国が注目 女子は11連覇 幸運のカギは熊のぬいぐるみ? 鹿児島県高校総体

 2022/05/29 13:15
前半10分、神村・笠置が2点目のゴールを決める=OSAKO YUYA stadium
前半10分、神村・笠置が2点目のゴールを決める=OSAKO YUYA stadium
 2022年度鹿児島県高校総合体育大会は28日、各地で11競技があった。サッカーは男子の神村学園が5連覇、女子の神村も11連覇を飾った。

■男子決勝 神村2―1鹿児島城西

 圧巻の神村劇場を序盤に見せつけた。開始10分で、あっという間に2得点。前半で放ったシュート3本のうち、2本を得点につなげる、効率のよい攻撃で主導権を握った。

 1点目は、C大阪内定のMF大迫が前方にパスを送り、「超高校級」と呼ばれるFW福田が振り向きざまに右足でゴール。6分後には笠置がミドルシュートを決めた。

 ゴールラッシュが期待されたが、その後は鹿城西の堅守もあり、思うようにいかない。有村圭一郎監督は課題を突きつける。チームの勝利を優先してパスを出すか、自らの欲を優先してシュートを打つか-。「勝負どころで判断を間違ったら苦しいことが分かったはず。勝負は甘くない」

 年代別日本代表の福田、大迫(ともに3年)、名和田(1年)を擁し、全国から注目が集まる。日本一を狙う選手たちは、県大会優勝にも納得がいかない表情を浮かべた。笠置は、こぼれ球の回収や球際の強さなどを挙げ「全国レベルには足りてない」。福田も「全然満足できてない」と口をそろえる。

 2019年の高校総体から、県内負けなしのチーム。主将の大迫は「それぞれがチームのためにプレーできる、男としてかっこいいと思われる人にならないと」。全国で輝く瞬間が待ち遠しい。

■女子決勝 神村3-0鳳凰

 女子は、神村が女王の貫禄を見せ、11連覇を果たした。鳳凰の厚い守りに苦しんだが、終わってみれば3-0。自身も得点を決めた井手口主将は「得点に絡めたことはよかったが、試合内容は良くない。相手を崩す場面が少なかった」と反省を口にした。

 全国制覇を経験した選手が半数。技術の高い三冨や、スピードのある黒岩を生かして好機を再三つくる。前半29分に益留が右足で、35分には立野がミドルシュートを決め優位に立つ。その後も横綱のような盤石の試合運びで相手を追い込んだ。

 試合前には、幸運を呼ぶ熊のぬいぐるみと写真を撮り、公式戦のルーティンを守る選手たち。昨年からレギュラーの黒岩副主将は「1年生に上手な選手がたくさんいる。自分もさらにレベルアップする」。選手間のし烈な争いがチームを昇華させる。