3、2、1、ポン! 爆発音をたてて出来上がったのは、懐かしくて軽い食感の菓子 認知症カフェで実演 鹿児島・伊佐

 2022/05/30 08:33
大きな爆発音とともに飛び出すポン菓子づくりを見る認知症カフェの参加者=伊佐市大口大田
大きな爆発音とともに飛び出すポン菓子づくりを見る認知症カフェの参加者=伊佐市大口大田
 鹿児島県伊佐市大口大田の大口病院が開く認知症カフェで21日、ポン菓子作りの体験教室があった。参加者9人とスタッフ15人ほどが、鉄製のレトロな機械で作る懐かしい味の菓子に舌鼓を打った。

 同院は市の委託を受け、3カ月に1回カフェを開催。主に高齢者を対象に、介護への備えや認知症の予防など講話や体験教室を実施する。今回は、昔ながらの菓子作りを楽しんでもらおうと企画した。

 ポン菓子を作る「穀物膨張機」は市が2台保有。以前は産業祭などで活躍していたが、近年は出番が減っていた。同院が併設する就労支援B型事業所「工房あけぼの」で1台を借りてきたところ、機械の不具合でうまく作動せず、職員らが修理した。

 米を入れ密閉した筒状の釜を回転させながら20分ほど加熱。釜内の圧力が高まった状態でふたを開けると、急激な減圧で米の水分が膨張し、軽い食感の菓子ができる。

 「すごい音がするよ」と参加者は、耳をふさぎながら観察。スタッフが鉄の棒で留め具をたたいて開けると、大きな爆発音とともに蒸気と米が噴き出し、歓声が上がった。全員でできた菓子を鍋に入れ、溶かした砂糖を絡めた。

 同市大口青木の新保富子さん(72)は「ポン菓子作りを見たのは初めてでびっくりした。出来たては懐かしい味でおいしかった」と喜んだ。