「スケボーの五輪選手輩出したい」 県内最大級の練習場、40歳インストラクターが開設 Uターンした伊佐の活性化期待

 2022/06/11 21:31
西俊祐さんが倉庫を改装して作ったスケートボードの練習場=伊佐市
西俊祐さんが倉庫を改装して作ったスケートボードの練習場=伊佐市
 鹿児島県伊佐市大口里に県内最大級のスケートボード場「ramplabo」がオープンした。地元で林業を営む西俊祐さん(40)が7年前のUターン時からの夢をかなえた。「人が集まって伊佐の活性化につながれば。将来、ここから五輪選手を輩出したい」と意気込む。

 大口高校を卒業後、福岡の専門学校に進学。東京で航空、車関係の仕事に就いたが、家業を継ぐため33歳で伊佐市に戻った。

 スケボーとの出合いは小学2年の時。近くのごみ捨て場に捨ててあった小さなボードで遊んだ。高校生になり新聞配達のバイト代で初めて自分の板を購入。同級生と公園などで練習を重ねた。

 西さんは日本スケートボード協会が公認する初心者向けのインストラクター資格を持つ。帰郷後は地元の子どもたちに無料で教えてきた。練習場所が少ないため施設開設を決意。農機具店だった約830平方メートルの空き倉庫を購入し、会社の職人の手を借りて木製のバンクやミニランプなどのセクション(競技に使う道具)を手作りした。

 5月29日の開場には、東京時代に培った人脈で日本初のプロスケーター、アキ秋山さんら5人のプロが来場。小学生から大人まで多くのファンを魅了した。

 西さんは「スケボーは年齢や職業が違っても通じ合える。若者にはマナーもしっかり教え、より市民権を得られるスポーツにしたい」と話す。1回1200円、月1万8000円。初心者向け教室もある。ramplabo=0995(23)0112。