鹿児島県南さつま市は１７日、額面２万円分を２０００円で購入できるプレミアム率１０倍の商品券を発行すると明らかにした。新型コロナウイルスや原油価格、物価高騰の影響を受ける市民生活の支援が目的で、プレミアム商品券はコロナ下で５回目。関連費用を計上した２０２２年度一般会計補正予算（６億８７００万円追加、総額２７８億４４０７万円）を同日の市議会に上程した。

　商品券は１冊２５枚つづりで、一般の店舗で使用できる１０００円券１５枚、飲食店限定が５００円券１０枚。７月１日現在で同市に住民票がある全市民が対象で、１人１冊購入できる。８月中に購入引換券を全世帯に発送し９月１～３０日、市内のＪＡ窓口で販売。同８日から２０２３年１月３１日まで使用できる。登録店舗約４００店を見込んでいる。

　市議会で本坊輝雄市長は「地域内流通を活発にして低迷する地域経済の活性化、景気回復を図りたい」と述べた。