「はなちゃんのみそ汁」安武はなさん、枕崎鰹節大使に 来春20歳 「ジュニア」から昇格 「料理の楽しさ伝えたい」

 2022/06/21 21:00
枕崎鰹節大使に認定された安武はなさん(右)=福岡市
枕崎鰹節大使に認定された安武はなさん(右)=福岡市
 鹿児島県枕崎市の枕崎水産加工業協同組合は、映画化もされたベストセラー「はなちゃんのみそ汁」で知られる福岡市の大学2年生、安武はなさん(19)を「枕崎鰹(かつお)節大使」に認定した。2013年からジュニア大使として活動する安武さんが来春に20歳を迎えることから、「昇格」となった。

 安武さんは、33歳でがんで亡くなった母千恵さんとの約束を守り、5歳から毎朝かつお節を削ってみそ汁を作ってきた。それを知った組合が、小学4年生の安武さんを初のジュニア大使に認定。父の信吾さん(58)と開く「みそ汁講座」などに使うかつお節も提供してきた。

 組合の瀬崎秀信専務理事(66)が11日、福岡市を訪れ、認定証を手渡した。大学で食に関する勉強をしている安武さんは「これからも子どもたち向けに講座を開き、料理の楽しさとともに、かつお節や枕崎のよさを伝えていきたい」と話した。