われらに限界なし 最高齢は97歳 〝レジェンド〟たちが駆けた、跳んだ 鹿児島マスターズ陸上大会

 2022/06/25 20:30
400メートル走でトラックを走る宮内義光さん=鹿児島市の白波スタジアム
400メートル走でトラックを走る宮内義光さん=鹿児島市の白波スタジアム
 われらに限界なし-。鹿児島マスターズ陸上競技選手権大会(鹿児島マスターズ陸上競技連盟主催)が12日、鹿児島市の白波スタジアムであり、約140人が出場した。最高齢97歳の宮内義光さん(同市)をはじめ、鹿児島マスターズの“レジェンド”たちが力強い走りを見せた。

 マスターズ陸上は、男女ともに18歳以上であれば出場できる生涯スポーツ。競技クラスは5歳刻みで、M95(男子95~99歳)の宮内さんは400メートル、800メートル、1500メートル走に出場。それぞれ2分56秒01、6分2秒31、12分27秒91の結果を残した。

 3種目ともM95クラスの日本記録保持者。自身の記録には及ばなかったが、健脚ぶりは変わらない。

 1924(大正13)年生まれ。7月に98歳になる。「マスターズで走れば若い人と話ができて気持ちが若くなる。今の考えを知らないと。大正の時代のままだと通用しないよ」。100歳まで走れる体づくりが目標だ。

 M85(男子85~89歳)の100メートル、200メートル県記録を持つ濵﨑行雄さん(88)=鹿児島市=は、両種目と400メートルの計3種目に出走した。

 2014年のアジアマスターズではM80(男子80~84歳)の三段跳びで優勝している。「健康になりたくて運動し、結果として記録がついてくる。宮内さんの年齢を追っかけたい」

 女性ではW65(女子65~69歳)の藤井恵子さん(69)=鹿屋市=が60メートル、100メートルに登場した。どちらもW65の県記録を持つ。

 55歳で初めてマスターズの大会に出場。「圧倒された」と笑うが、それを機に鹿屋体育大学内のスポーツクラブに入り、指導を受け始めた。短距離でめきめき頭角を現した。「けがなく走り続けたい」

 宮内さん、濵﨑さんもマスターズで本格的に陸上を始めたのは50~60代だった。今年9月には、各県持ち回り開催の九州マスターズ選手権が鹿児島市で開かれる予定。事務局は気楽なチャレンジを呼び掛ける。