鹿児島県漁連の新会長に枕崎・市田氏 2021年度決算は増収増益、量販店向け養殖魚が好調

 2022/06/29 14:30
新たに県漁連と県漁業共済組合の会長・組合長に就任した市田恵八朗氏=28日、鹿児島市
新たに県漁連と県漁業共済組合の会長・組合長に就任した市田恵八朗氏=28日、鹿児島市
 鹿児島県漁業協同組合連合会(県漁連)と県漁業共済組合は28日、鹿児島市の県水産会館で通常総会を開いた。県漁連の2021年度の決算は増収増益だった。役員改選があり、両団体の会長・組合長には枕崎市漁協組合長の市田恵八朗氏(61)が新たに選ばれた。

 県漁連は、売上高に相当する総取扱高が152億1020万円で前年度より6.4%増。特に量販店向けのブリやカンパチ、タイといった養殖魚が大きく増えたという。純利益に当たる当期剰余金は1億1948万円(同49.9%増)を確保した。

 新会長に選出された市田氏は「海の環境変化や魚価の下落、コスト上昇など課題は多い。漁業者がしっかりと生計を立てられる環境を維持できるよう、各地域が抱える問題の解決に取り組みたい」と話した。

 県漁業共済組合の共済金額加入実績は458億1393万円(同2.2%減)で、8年ぶりに前年度を下回ったものの、純利益に相当する当期剰余金は1億9042万円で前年度並みとなった。養殖で赤潮や台風といった災害がなく、共済金の支払いが減ったことなどが影響した。