東京は感染者増加傾向、再拡大の兆しも 専門家「緩やかな減少傾向とはいえない」警戒呼びかけ 新型コロナ・鹿児島

 2022/06/30 07:30
会食の人数制限緩和などを決めた鹿児島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁
会食の人数制限緩和などを決めた鹿児島県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁
 鹿児島県内の新型コロナウイルスの感染状況について、感染症に詳しい鹿児島大学の西順一郎教授は「新規感染者数は依然高い水準で、下げ止まりの状況にある」と指摘。東京都などが増加傾向で、再拡大の可能性があるとして引き続き注意を呼びかける。

 県内の直近1週間(21〜27日)の人口10万人当たりの新規感染者数は147.33人で全国4番目。前週(150.35人)、前々週(160.81人)と比べると減少している。病床使用率は今月中旬から20%を下回る日が見られ始めた。

 ただ、大都市圏の東京都では1日当たりの新規感染者数が前週の同じ曜日を12日連続で上回り、全国的に増加の兆しがある。県内も最近は前週との比較で増減を繰り返し、西教授は「緩やかな減少傾向とはいえない」との見解を示す。

 県が第三者認証店での会食の人数制限を解除したことを受け、西教授は「認証店であっても会食で感染するリスクはある」と強調。「昨年も会食が増える夏の時期に感染者が増加した。会食参加者の健康状態の確認といった基本的な対応を徹底してほしい」と話した。