第三者認証店で制限解除「大勢で飲めるのが楽しみ」 飲食店は客足回復に期待 新型コロナ・鹿児島

 2022/06/30 07:49
アクリル板越しに飲食を楽しむグループ客=鹿児島市千日町の「奥座敷しげ」
アクリル板越しに飲食を楽しむグループ客=鹿児島市千日町の「奥座敷しげ」
 鹿児島県が新型コロナウイルス感染防止対策の会食制限「同一グループ同一テーブルで4人以下」を第三者認証店に限って解除した29日、県内の飲食店やホテルの関係者は「客足の回復につながる」と歓迎した。5カ月ぶりの撤廃に市民からは「待っていた。大勢で飲めるのが楽しみ」といった声が上がった。

 鹿児島市千日町の居酒屋「奥座敷しげ」には午後5時の開店後、数人連れの客が次々に訪れた。知人3人と来店した同市武岡の主婦(51)は、ジョッキを片手にアルコール飲料などと会話を楽しんだ。「次回も予約を入れたい」と笑顔を見せた。

 店にはこの日、20人近い新規の予約が入った。おかみの樋高恵美さん(47)は「制限解除のおかげかも。感染対策を第一に考えつつ、多くの客に来てもらいたい」。店内では飲食時以外はマスクを着ける団体客の姿も見られた。

 同市呉服町のマルヤガーデンズが開設中のビアガーデンでは、同日から客の要望に応じてテーブルを付け、大人数にも対応できるようにした。定員150人の入場制限や料理を取る際の手袋着用、グループ間の距離確保などの感染対策はこれまで通り徹底する。

 松見千種広報室長は「入場制限はあるが、3年ぶりに大勢の客が見られると思う。うれしい夏になりそう」と喜んだ。

 「客足回復の起爆剤になる」と話すのは同市西田2丁目のホテルユニオンの淵村文一郎社長(63)。2階の宴会場はコロナ禍前、歓送迎会や会合で月40組以上の客でにぎわっていた。現在は月に数組の利用に落ち込んでおり、大きな期待を寄せる。

 同ホテルは宴会場に加え、飲食店や屋上ビアガーデンも営業している。暑気払いに加え、旅行割引を使った観光客など大人数の団体客を見込める時期だけに「解除のタイミングがありがたい。職場などでも積極的に使ってほしい」と話した。