馬毛島に海底ケーブル敷設 電力と通信、西之表市街地北部結ぶ 防衛省方針、8月にも調査測量開始

 2022/07/02 12:30
馬毛島
馬毛島
 防衛省は1日、米軍機訓練移転と自衛隊基地整備を計画する西之表市馬毛島と同市街地北側を結ぶ電力と通信の海底ケーブルをそれぞれ整備する方針を明らかにした。市などによると、通信ケーブルは馬毛島を経由して約60キロ離れた指宿市につなぐ計画で、調査測量が8月にも始まる見通し。

 基地運用のインフラ整備につながるが、同省は「国有地の維持・管理が目的」として、基地整備に伴う環境影響評価(アセスメント)の対象に含めていない。

 電力ケーブルの敷設は昨年7月、同省が負担金を支払う契約を九州電力送配電(鹿児島市)と締結。西之表市-馬毛島の約14キロをつなぐ予定で、九電は2月末までに調査測量を終えた。

 通信ケーブルは3月にNTTコミュニケーションズ(東京)と契約。同社と九電が詳細を詰め、工事も担う。同省は最終的な額は未定として、いずれの契約額も明らかにしていない。

 通信の調査測量には県に海底の土地使用と土石採取の許可を求める必要がある。種子島漁協は調査への同意書を、市は海底の土地使用と土石採取に関して事故防止や漁業に支障がないよう求める意見書をそれぞれNTTと九電に提出している。